新人看護師でも辞めたい!失敗しない辞め方と退職手順
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期待に胸を膨らませて就職した病院。

でも、現実はとても過酷な現場で辞めたくなってしまった。

このような新人看護師さんは少なくありません。

看護協会の調べでも7.8%の新人看護師がなんらかの理由で退職していることがわかっていますので、決してごく一部の新人看護師が退職したり、辞めたいと思っているわけではないといえます。

 

実際、現場で見ていても、毎年何人かの新人看護師が退職していきます。

私は、どちらかというと、新人看護師を教育する立場に立つことの多い中堅看護師になりますが、その視点から、どうしても辞めたい場合の方法を紹介したいと思います。

新人看護師でも辞めたい!失敗しない辞め方と退職手順

新人看護師にとって辛い職場

新人看護師の最初の1年間は特に大変です。覚えることもたくさんあるし、患者さんの命に関わる責任も負いますし、職場の人間関係にも気を遣います。

医療・看護に関する知識・技術はいくら覚えてもきりがありませんし、独特の看護師としての振る舞いに慣れるのも一苦労ですよね。そして、たしかな知識と技術がなければ、患者さんの命を危険にさらしてしまうことさえありますから、高い緊張感をもって働く必要があります。

 

それに加えて、看護師の先輩に嫌われないように細心の注意を払って過ごす必要があります。休憩時間も気を抜けません。

とはいえ、そのしんどさは病院によって変わってくる場合もあります。

 

情報が増えて、他の病院と比較しやすくなった

昔と違って、いまはインターネットで様々な情報を得ることができます。

自分の病院の評判や他の病院との比較もできますし、他の病院に就職した友人たちの様子も、SNSですぐに共有できます。

 

昔であれば、どこも同じようなものだから、まずは一人前になるまで我慢して頑張れと言われたらそうかなと思うしかありませんでしたが、今では、具体的な数字で給与を比較できますし、残業の状況だったり、福利厚生だったりもわかります。

 

入社するときは、わからなかったことが、少し働くことで、実感として理解できるようになり、誰が働いているところが働きやすいかもわかるようになります。そんな時代に、わざわざ待遇の悪い職場や雰囲気の悪い職場に残る方が難しいとさえいえるでしょう。

 

情報は偏っている

情報は増えましたが、あなたが持っているその情報は偏っていることに注意しておく必要があります。

もし、あなたが辞めたいと思って情報を集めれば、辞めることを後押ししてくれる情報が集まるでしょう。

でも、そうなると、辞めないでおくメリットが見えにくくなります。

 

また、友人がとても待遇のよい職場で働いているということ聞いたとします。しかし、友人にとってのよい職場と、あなたにとってのよい職場が必ずしも一緒とは限りません。

ですから、辞める際に情報を集めるのは大切ですが、できるだけ慎重に情報を吟味する必要があります。

 

とはいえ、辞める時は勢い

基本的に、新人看護師が辞めることを推奨する人はいません。

周りの先輩や上司もそのことをわかっているので、当然止めると思います。

 

それにも関わらず辞めたいという切なる思いがあるわけですから、計画的に辞めるのは実際問題として難しいと思いますし、勢いで辞めることが多くなります。

あるいは、しばらく職場に行けなくなってから辞めることを選択する人も少なくありません。

法的には14日前までに退職の意思を、退職届などで示せば退職はできます。

 

弁護士に相談して、法的に問題のない形で退職手続きをし、他は郵送などで対応してもらえば、職場の人と合わずに済み、気まずい思いをしなくて済みます。最近は、退職代行サービスも出てきています。

 

マナーを守って退職した方がいい理由

先ほど紹介した方法は、マナー違反であり、社会人の常識としてはお勧めできません。

もし、また別の病院へ転職しようとする場合、前職での様子はなんらかの形で伝わっていくと思っていた方がいいでしょう。

 

いまは、様々な形でつながりがありますので、噂として容易に伝わってしまうのです。

何かしら逸脱した辞め方をした場合は、尾ひれがついて伝わり、あなたの評価を落としてしまいかねません。

ですから、退職する場合も最低限のマナーを守って辞めるのが望ましいでしょう。

 

先輩、上司へ相談する際の注意

先輩や上司はあなたに辞めてほしくありませんし、教育的な配慮からも、あなたが退職の相談をすると、基本的にはどうしたら辞めないで済むかという話をしようとします。

 

もし、あなたが辞めるべきか迷っているなら、こうした相談をきっかけに、もう少し頑張ってみようと思えるかもしれませんし、何かよい改善策が見つかるかもしれません。

 

ですが、もし、もう辞めることを決意しているのであれば、曖昧な態度を取らず、明確に辞める意思を伝えましょう。

ここで先輩や上司が多少不機嫌になっても仕方ありません辞めると決めているのに、曖昧な態度を続ける方が、相手の時間を奪ってしまって迷惑になりますので、辞めると決めたら辞める日付も含めて、はっきり伝えましょう。

 

ここで辞める理由を、変に嘘をつく必要はありません。

ありもしない家庭の事情や健康上の理由を作る必要もありません。

もしかすると、あなた自身どうして辞めたいかはっきり言語化できていないかもしれません。

そういう場合は、病院関係者よりもカウンセラーなどに話を聞いてもらう中で言語化していった方がよいでしょう。

 

まとめ

先輩看護師の視点としては、やはり、新人看護師に辞められるのは心が痛いものです。

新人看護師を受け入れるために、何カ月も前から準備して教育計画を立て、無理のないように慣れてもらえるよう話し合っています。ですから、できれば新人看護師には辞めてほしくないと思っています。

一方で、一看護師としては、やはり、働きやすい職場で働くのが一番だという思いもあります。給与や福利厚生、研修体制などで病院ごとに差があるのはたしかですし、自分にあうあわないもあると思います。それを身を崩してまで働くのももったいなく思います。

いずれにしても、これからの看護をつくっていくみなさんが、活躍できることを願っていますし、なりたい看護師をめざしてがんばってほしいなと思います。

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